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「現代の国語」はなぜ嫌われるのか

「現代の国語」はなぜ嫌われるのか
高校国語の歴史研究と実態調査が示す新たな可能性

著者:笠原 美保子

表紙題字「現」:永田灌櫻

判型:A5判184ページ、並製
定価:本体1,800円+税
ISBN:9784991209123
Cコード:0037
初版年月日:2022年5月31日
書店発売日:2022年6月3日
書誌情報:版元ドットコム

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紹介


──新科目「現代の国語」を、実り豊かなものにするために。

戦後以来の課題、「話すこと・聞くこと」「書くこと」指導は、なぜ高等学校国語科で充実せず、その克服のためには何が必要なのか。本書は、過去の国語科目の歴史研究と実態調査を通して、戦後の「新教育」以来、高等学校の国語教育が抱える課題を分析し、授業実施案を含めた解決策を提示する。高校新科目「現代の国語」の意義を明らかにし、実践の形を探る一冊。

書評掲載


2022年10月24日 日本教育新聞

目次


はじめに

第1章 「現代の国語」教科書に小説を載せてはいけないのか
  第1節 小説を収録した教科書が検定に合格
    1 「現代の国語」の誕生
    2 小説を5点載せた教科書が採択数トップ
    3 第一学習社の「チャレンジ」
    4 「文学軽視」への反響
    5 出版社の苦悩
  第2節 「現代の国語」ができるまで
    1 必履修科目を二つに分けることは決まっていた
    2 平成14年「これからの時代に求められる国語力について」
    3 「現代の国語」学習内容例に存在した「文学作品等を読んで批評する活動」
    4 言語活動例から消えた「文学作品等を読んで批評する活動」
    5 「小説を載せてはいけない」ことの意味

第2章 「現代の国語」の先輩たち
  第1節 戦後「新教育」が伝えること
    1 「現代の国語」と類似する「新教育」
    2 高等学校では実現されなかった「新教育」
    3 「新教育」と大学入試問題の不接続
    4 指導が難しい「言語編」
  第2節 「国語表現」と「現代語」が伝えること
    1 「国語表現」・「現代語」の誕生
    2 「進学校」に開設されにくい「国語表現」「現代語」
    3 転用される「国語表現」
    4 短命だった「現代語」

第3章 「現代の国語」の課題と可能性
  第1節 「現代の国語」はなぜ嫌われるのか
    1 小説が扱えない
    2 「進学校」になじまない
    3 指導・評価がしにくい
    4 国語科教員の専門性が生かせない
  第2節 「現代の国語」の可能性
    1 問題解決のための提案
    2 価値ある「現代の国語」の創出のために

おわりに
本書に寄せて(横浜国立大学名誉教授 府川源一郎)

著者プロフィール


笠原 美保子

神奈川県立横浜翠嵐高等学校国語科教諭。神奈川県立上郷高等学校、東金沢高等学校、金沢総合高等学校、田奈高等学校、光陵高等学校への勤務を経て現職。横浜国立大学大学院教育学研究科に在籍時より、高等学校国語科における「話すこと・聞くこと」の指導について全国的な調査研究を行い、「転用される『国語表現』 : 高等学校国語科に『話すこと・聞くこと』指導が根付かない理由」(『国語科教育』第65集掲載)として発表。これまでに、横浜国立大学教育人間科学部非常勤講師、大阪国語教育アセンブリー講師等を務めた。主な著作に『認識力を育てる「書き換え学習」』(東洋館出版社、共著)、『もう⼀度読みたい日本の古典文学』(勉誠社、共著)など。(著者の所属等は刊行時のもの)

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