版元ドットコム「版元日誌」掲載について

「版元ドットコム」は、JPRO(JPO出版情報登録センター)への情報提供サポートや、電子書籍出版の仲介など、さまざまな形で出版事業を支援してくれる、私のような者にとって非常にありがたい組織です。

版元ドットコムで書誌情報を登録すれば、それがJPROに送信され、そのまま日本中のネット書店や書籍データベースに商品として掲載されて、Amazon.co.jpや楽天ブックスで予約受付が始まります。その速度と情報が届く範囲の広さは、版元ドットコム会員になって2年ほど経った今でも、新刊を発行するたび感動してしまうほどです。

自分で作ろうと思うと大変な2段バーコードも自動で出力してくれますし、やはり独力では厳しい電子書籍化と流通も、版元ドットコム会員であれば(法人化していなくても!)制作・販売会社の紹介を受けられます。学而図書のような零細ひとり出版が、一応それなりに出版社っぽく見えることには、版元ドットコムの力が大きいといえるでしょう。

今回、その版元ドットコムで連載されている「版元日誌」への投稿をお誘いいただきました。この日誌は、精力的に活動している版元の方たちが、その時々に興味深い話題を語ってくれるコーナーで、私も会員になって以来ずっと愛読し続けています。確かに、50音順で依頼が来ると聞いてはいましたが、自分にもお鉢が回ってくるとは考えていませんでした。

正直なところ、いつ消滅してもおかしくない零細事業であり、きわめて個人的な動機で創設された学而図書が、あの版元日誌に寄稿などしてよいものかどうか、ものすごく迷ったというのが実情です。ただ、次の順番が回ってくるまで生存している自信もありませんし、せっかくのご依頼をお断りするのも何だか申し訳ありません。私は覚悟を決め、この出版社っぽく見える事業が、いかに小さな理由と最小限の規模で創設されたものかを、包み隠さず述べようと考えました。

……その結果、思いのほか長い文章になってしまいました。こうした文章に限らず、キャッチフレーズであれ宣伝文句であれ、なぜ私はもっと短く物事をまとめられないのでしょう。この現状に甘えているから、広告力が身につかないのだろうと反省するばかりです。

そのようなわけで、本当に僭越ながら、「版元日誌」に学而図書の日誌をご掲載いただきました。この場をお借りして(このマイナーなブログに立ち寄る方はほとんどいないとは思いますが)、寄稿をご依頼いただいた版元ドットコムの皆様に感謝をお伝えしたいと思います。いつも出版活動を支えていただいて、ありがとうございます。

笠原 正大

笠原 正大

学而図書 代表

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